シリコンバレー日本人起業家のパイオ二ア    Pixera 井手 祐二

94年に東芝を退職後、95年1月にPixeraを立ち上げた。現在は、Pixeraの創業者でもあり US-Japan ForumのPresidentを務めている井手祐二氏に話を伺った。 2001年発刊された滝田誠一郎氏著書「シリコンバレーの日本人起業家達」にも登場するなどシリコンバレー日本人起業家のパイオニアの一人だ。

しかも、日本の大企業駐在員経験者からの起業というのは、当時非常に稀だったという。

25年前に現在のPixeraの前身となるMedia Park, Inc.を起業した際の話と現在のUS-Japan Forum活動内容を伺った。

取材した当日も、文科省のプログラム次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT:Exploration and Development of Global Entrepreneurship for NEXT generation)の一貫として、東北大学から選抜された学部生、修士課程、博士課程の学生総勢11名と教員4名と現地で働くエンジニアや起業家とのディスカッションが行わた。

US -Japan Forumの活動は、毎年日本から多くの学生を受け入れいている。2019年の連携大学、高専だけでも19にのぼる。

 

東北大学の学生と語るアップルのソフトウェアエンジニア、水野さん(右)

将来の日本を背負う、若きリーダーシップ人材の育成に情熱をそそぐ井手氏。自らが25年前に苦労した経験を若者に語る姿勢は、第二の井手誕生を楽しみにしているかのように思えた。