不景気に強い職種ランキングトップ10

長期の好景気が続いた後は、景気が悪くなり始める事を誰もが認めたくない為に「楽観視」する傾向にあるが、不況入りは、後から気づく事が多いと言われている。

しかし景気後退(リセッション)の時期でも比較的安定した職種を選べば大きな影響を受けずに済むはずだ。

景気の良い時には、リスクオンの職種で働いて、リセッション時に入るとリスクオフの職種に切り替える人もここアメリカには多い。

それでは、トップ10を紹介しよう。

Top1 Medical Professional

年間平均給与額$50,000~$175,000

不景気においては、ストレス等の負荷が多くかかり一般的に公衆衛生面で苦しむ人が増えると言われている。

不景気になったからといって、病気になる確率が低くなるでもなく、財政的な理由で治療を控える人が増えるものの需要は最も安定している。

Top2 Mental Health Providers

年間平均給与額$50,000~$94,000

心理学者やセラピストなどは実際に景気が悪い時の方が需要が高い場合が多い。それと同時に離婚率も不景気に増加する傾向にある。これらに伴う、弁護士、結婚カウンセラーの需要も高まる傾向にある。

Top3 Energy

年間平均給与額$65,000

不景気には、エネルギーが不要になる訳ではないが、その節約に興味を持つ人は増える。化石燃料などの需要も依然高いが、グリーンエネルギーなどの需要も成長が著しい分野の一つである。

Top4 Law Enforcement

 NYPDの年間平均は$70,000、全米平均では$29,000〜 $76,000と地位によって様々

不景気になり不安感、恐怖感がますと犯罪率が劇的に増加する傾向にある。最近は、州または連邦政府の予算削減により多くの警察官がレイオフされたと言われているが、比較的安定した職種の一である事には間違いない。

Top5 Internet Professionals

年間給与額の中央値は $50,000〜$60,000

不景気になると企業は、マーケティング予算を削減する手段を考える。広告予算を削減し、WEBデザイナー、SEOの専門家、ソーシャルメディアマーケティング担当、ブロガーなどを活用して最も効果のある方法を考えるからだ。

Top6 College Professor                                                                                                           

年間給与額の中央値は $42,000〜 $85,000

不景気になると失業者は、学校に戻り勉強を再開する。景気が回復し、雇用需要が増えるまでここで学ぶことに集中するのだ。

Top7 Senior Care Providers

年間給与額の中央値は $45,000〜 $85,000

団塊の世代の高齢化が進むほど介護プロバイダーの需要は高まる。経済の状況に関係なく高齢者はいつでも介護が必要という事。

– Image by © Jose Luis Pelaez, Inc./Blend

Top8 Pharmacists and Pharmacy Technicians

年間給与額の中央値は$50,000~$120,000

人々は不景気でも薬を必要とし続ける為、薬剤師は、安定した需要がある。また不景気になると抗うつ薬やその他のストレス緩和薬の需要が増える傾向にある。

Top9 IT Staff

年間給与額の中央値は$50,000~$90,000

エンジニアの需要は経済に関係なく高止まりする傾向にある。アウトソーシングする方法もあるのだが、最低限のエンジニアは採用して社内に留めておかなくてはならない。不景気には企業は、よりビジネスモデルの効率化を求める為、その手段としてIT化を進めることが証明されている。

Top10 International Business Professionals

年間給与額の中央値は$79,000

多くの企業は、収益を増やし、コストを削減する為に海外市場を開拓したり、コールセンターなどの一部を人件費の安い国々にアウトソーシングする。多国籍でのビジネス経験者ならびに、国際的な人事部門の給料管理者も高い需要がある。

 

最後に

紹介した10の業種は、不景気においても比較的多くのセキュリティを提供する傾向にある。失業中、学校に通っている方、転職を考えている方は、起業する方法以外にもこれらの業種を選ぶ事を検討してみては如何だろうか。