ドイツの統計・調査オンライン会社のStatistaがまとめた調査によると、中国のAI企業であるBytedanceが世界で最も価値の高いスタートアップ企業と発表した。現在 750億ドルの価値があるこの会社は、中国でコンテンツプラットフォームToutiao(トウティアオ)や動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)を運営している会社だ。
トウティアオは、機械学習を使用して、従来のメディアソースや新しいメディアソースから個々の視聴者向けにニュースフィードを調整する機能を持つ事で人気だ。
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CB Insightsによると、2番目に高い評価を受けているスタートアップも中国の滴滴出行 (DiDi)だ。北京市に本社を置く中国の大手ライドシェア企業で国内の400都市、4億人以上のユーザーへ交通サービスを提供している。日本では2019年より、ソフトバンクとの合弁会社DiDiモビリティジャパンがサービスを行っている。
米国企業は現在、トップ10の内4社を占めており、同じく中国企業も4社となっている。昨年のデータでは、JuulLabs、WeWorkがトップ10入りした1年前の6社から減少している。
残りの4つの米国のスタートアップは、Stripe、Airbnb、Space X、Epic Games。
ストライプは、個人や企業がインターネットを通して料金を受納するプラットフォームを提供しており、サンフランシスコに拠点がある。最速のクライマーの1つであり、その評価額は225億ドルから360億ドルに増加しており、米国で最も注目するスタートアップの一つだ。
エピックゲームズは、主にアクションゲームの開発を手がけているノースカロライナ州ローリーを拠点とする企業。
ランキング合計24社が100億米ドルと評価され、デカコーン(100億米ドル以上の企業)になっている。 2020年5月の時点で、世界には400以上のユニコーンスタートアップ(10億米ドル以上の企業)がある。
デカコーンのトップ10リストには、インドのEコマースプラットフォームPayTMとシンガポールの配車アプリGrabも含まれている。