Apple 2兆ドルまでの軌跡

Appleは、8月19日水曜日に株価が2兆ドルに達した最初の米国企業となり、株価はこのマイルストーンに到達するために必要な467.77ドルを一時的に上回った。 Appleは、2019年12月にサウジアラビアの石油とガスの巨大企業であるサウジアラムコが同様の高さに初めて上昇した後、世界で2兆ドルの時価総額に到達した世界唯一の企業だ。(2020年8月24日時点)

次のグラフは、2000年に50億ドルを費やしていた50億ドル規模の企業から、過去20年間で世界を席巻した強大企業へのAppleの比類のない上昇を示している。

 

筆者が渡米間もない2007年にシリコンバレーの人達が初代アイフォンを自慢げに使っていたのが懐かしいがそれから13年の成長率は、「アップルファン」の期待を常に上回るプロダクトを作り続けてきた事に尽きると感じる。

 

 

私もi Pad、i Pad Pro、 Mac Book Air、  Air Pod、i phone を所有しており完全なるアップルファンであるし、今後の新商品も積極的に購入したいと感じている。

特に2019年8月20日にローンチしたアップルカードは、消費者がアップル商品をより気軽に購入できる後押しをしている。「Buy now, Pay later」で利息がつかずに分割払いができるのは嬉しい。(支払い回数はプロダクトによって異なる。)

更に、チタン製のApple Cardには特にカード番号が含まれていないのにお気づきだろうか?

これは、クレジットカード番号を盗んで不正な購入を行う犯罪者を抑制することを目的としているようだ。特に他のクレジットカードの様に毎月支払い明細書が郵送で送られてくる訳ではなく、Apple walletから自分で支払いを完了させるだけ。

支払い先の銀行口座番号を入力するのみでとてもシンプルだ。

さらに、発行元のゴールドマンサックスはカード所有者のデータを第三者に販売したり、広告に使用したりしないことにAppleと同意している。

 

コロナウイルスのパンデミックによってもたらされた経済危機にもかかわらず、Appleの株価は今年50%以上上昇している。

これは、同社の事業が世界的な危機の悪影響に驚くほど影響を受けていないことが証明されている。 Appleの時価総額の更なる上昇は、同社が6月27日に発表した四半期の堅調な収益と利益の成長、および8月末までに完了する予定の4対1の株式分割を発表した後にも起きている。

カリフォルニア州クパチーノに拠点を置くこの会社は、独占禁止法の調査やApp Storeのルールをめぐるゲームを変える可能性のある法廷闘争など、大きな逆風にも直面している事も忘れてはならない。

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