各国の教育に関しては、国ごとによって到達レベルに大きな違いがあるだけでなく、セクターへの投資に費やされている国の総額も大きく異なる。
OECDの最新のレポート(2017年)によると、ノルウェーは、GDPの最大のシェアを教育に費やしている国の1つであり、初等・中等・高等教育を含めると6.6%でトップ。 一方、ロシアでは、GDPに占める教育費への支出は僅か、3.4%となっている。
ちなみにOECD加盟国の平均は、4.9%となっており日本は、4.0%と平均を下回っている。
注意して頂きたいのは、これらの数値は、OECD加盟国のみを対象にした数値であり、加盟国でない、中国、シンガポール、香港などの数値は除外されている。
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次の表は、アメリカの州別の教育費用の内訳だ。2016年に国勢調査を元に作成されており、学生1人あたりの教育費がどの様に使われているかを示している。
その大半が教師への人件費という事になるが、サポートスタッフや管理費等にも幅広く使われている。 このグラフからは、学生ごとの教育支出の主要な構成要素が州によって大きく異なるかを示している。
SOURCE: U.S. Census Bureau 2016 Annual Survey of School System Finances