オレゴン州ポートランド市を拠点に納豆を製造する アメリカ人女性起業家 Heidi Nestler氏

手作り納豆との出会い

 

私の父親は、日本の北九州の出身という事もあり、92年〜98年頃とその後も少し日本に住む機会がありました。日本にいた頃は、家庭では当然日本食を食べていましたし、アメリカに戻ってからも、こちらで冷凍の納豆が簡単に手に入るので、納豆も抵抗なく普段に食卓に並んでいました。

日本の京都に住んでいた頃、「漬物」を見てとても美しいのに驚きました。香りも良いし、らっきょうとか好きです。そしてローカルで作られている納豆を見つけたんです。本当に近所の小さなお店で、少量だけ丁寧に手作りしているもの。

それまでは、そう私は冷凍の納豆しか口にしたことがなかったので、新鮮な納豆を食べてその美味しさに驚き、これを手作りしたいって思ったんです。それまで漬物は手作りしていました。ぬか漬けとか、簡単な浅漬けとか。でも納豆は作ったことがなかったので、アメリカに帰ってから発酵食品に関する本を買ったり、ワークショップに行ったりして学びました。

以前は漬物を作るのは、美味しいからとか、簡単に野菜をもっと食べられるからと言った理由だけで、健康にメリットがあると考えてはいなかったんですが、この時に日本の発酵食品がいかに健康に良いのかを発見しました。

 

ポートランドの発酵食品ブーム

 

私の住んでいるポートランドでは、2008年に全米初の発酵食品に特化したイベント”Portland Fermentation Festival”が行われて以来、毎年開催されています。初回はコンブチャやザワークラウト、キムチやサワードウブレッドが並び、納豆は私だけ。参加者はみんな知り合いで、同業者だけのこじんまりとしたイベントのような様相だったのですが、10年以上経った今では新しい食材に興味のある方々が多数来場しています。

 

またポートランドには、”National University of Natural Medicine (NUNM)”という、自然医学の大学があり、その生徒さんたちが私のブースに並んで納豆を試しに来ています。納豆はアメリカ人にとって、なかなかハードルの高い食べ物で、初めて口にする時はこの独特な発酵臭とネバネバ感に、その人の味覚がどのような反応をするかで決まりますね。一口で好きになる人もいれば、最初はショックを受ける人(笑)でも2回、3回と食べるうちに好きになる人もいます。

 

丁寧な言い方をすれば、納豆の味は「後天的に獲得されていく味」です。それなので、是非子供の頃から食べてもらいたい食品です。

納豆に含まれているビタミンKは骨を丈夫にするために不可欠な栄養素で、血液の凝固を助けますし、腸内環境を整える食物繊維も豊富。しかも、Wanpaku Nattoはオーガニックで非遺伝子組み換えと、こだわり抜いた大豆を使用して、製造工程ではグルテンフリー、ヴィーガンを徹底していますので安心して食べて頂けます。