オレゴン州ポートランド市を拠点に納豆を製造する アメリカ人女性起業家 Heidi Nestler氏

アメリカ人が好む納豆レシピ

 

どのようにして食べるかはその人の好みによって様々なので、最初はレシピは紹介しませんでした。一番メジャーなのはやはり炊きたての白米に、醤油とネギ、辛子を混ぜてのせるものですが、アメリカ人にとって日本の伝統的な献立を毎日用意するのはとても困難なことなので、アメリカの普段の食事に添えるには、塩っぱいものに合わせるか、クリーミーなもの、少し酸味のあるものと合わせるかです。アボカド、生卵や、アメリカ人にアジアンテイストとしてわかりやすいゴマ油なども使います。辛いソースやキムチと混ぜるのも人気ですね。

 

 

 

面白いところでは、オートミールに加えることです。オートミールと一緒だとネバネバ感がなくなり、ナッツのような香りが立ってくるので、それにフルーツを加えると完璧な朝食になります。オートミールは様々なスーパーフードと相性が良いので、素晴らしいです。他には、薬やサプリとして考えている人はそのまま食べています。

 

押さなくても成長する納豆の魅力

 

私のチャレンジの一つは、納豆をより多くの人に紹介していくことです。そしてWanpaku Nattoがみんなの手に届きやすくすることです。バイヤーに交渉にいくと、知っているけれども食べたことはないとか、シェフに聞くと自身は好きだけれども、お客さんは好きじゃないだろうなどの意見を耳にすることが多いので、デモ販売をたくさんするようにしていました。

 

 

 

しかしパンデミックになってからスーパーでのデモが出来なくなってしまったんですよね。どうしようかと思いましたが、幸運なことに売り上げは上がっています。お客さんから「作ってくれてありがとう!」とのメッセージを受け取った時は、嬉しかったです。

 

 

問題は賞味期限と求めている人を探すこと

 

納豆を販売するにあたって一番の問題点は賞味期限が比較的短いことです。興味があって買った人でも、どうやって食べようかと考えているうちにタイミングを逃してしまって冷蔵庫にしばらく置いてしまったら風味が変わってしまうんですよね。約1ヶ月、遅くても2ヶ月以内には食べて欲しいです。

それなので、多くの人に買ってもらうよりも日常で頻繁に食べる人に絞り、そのマーケットがどこにあるのかを探すことが大切です。大体は味噌とかテンペ、ヴィーガンのソーセージなどの健康食品を扱っている店舗に置いてもらえるように努力しています。そして新鮮な牛乳や卵を買うように、新鮮な納豆を買ってもらえるようになったらと思います。

 

もっと手軽に納豆を

 

パンデミック前の昨年2月にイベントでデモをした時に、お客さんから「どこで買えるのか」とか「他州でも手に入るのか」などの問い合わせを多数いただきました。これからはカリフォルニア州やワシントン州にも販路を広げたいと思っています。またポートランドからのお土産として「納豆ふりかけギフトセット」のようなものを作りたいと思っています。ふりかけにすると、ネバネバ感がなくなりますし、賞味期限も長くなりますので、ちょっとスペシャルな気の利いた贈り物になるのではないかと考えています。