セールスピッチ強化 オンラインセミナー大盛況

日本時間今月3日(木)、米国西海岸時間2日(水)、オレゴン日米協会プロスパー・ポートランド共催によるセールスピッチ強化オンラインセミナーが開催された。今回のイベントは、日本時間今月10日(木)、米国西海岸時間9日(水)に実施されるオンラインイベント、飲料・食品ビジネスオンラインB2Bネットワーキングの前座イベントという位置付けで実施された。

まずは、今回イベント主催者でもある、オレゴン日米協会(JASO)のGraham Morris氏が挨拶。「セールスピッチイベントにご参加頂き、誠に有難うございます。日米から約50名の参加を頂いた事を御礼申し上げます。今回のイベントでは、皆様のピッチ能力を向上させる事を目的として開催しました。ぜひ来週のイベントで存分に力を発揮して頂きたいです。」と語った。

続いて、プロスパー・ポートランド経済開発局に所属するケビン・ジョンソン氏からは、「我々のミッションは、ポートランドの企業と日本の企業を深く結びつける事。来週のB2Bイベントでは、オレゴン・ワシントン・カナダ・カリフォルニア、そして日本の企業合わせて約180社参加予定です。それらの多くが、将来の顧客、サプライヤー、戦略パートーナーを見つけビジネス向上に役立つピッチイベントとなっています。その為には、限られた時間で自社の商品・会社をいかに正確に分かりやすく説明できるかが問われます。本日は、イベントサポーターとして、ビジネスコミュニケーションとピッチの専門家の方々に集まって頂きました。ぜひ彼らから多くの事を学んでいただき、来週の本番に備えて頂ければ嬉しいです。」と語った。

そして、特別ゲストとしてシリコンバレーからB-Bridge社の桝本 博之氏が参加。渡米26年を迎える桝本氏からは、日本企業が米国に進出する際のアドバイス、注意点、マインド設定の重要性などをアドバイスがあった。

最後に、日米協会起業家委員長でポートランドに米国本社のあるドイツのアディダス社で副社長を務めた経験のあるロブ・ラングスタッフ氏は、「Get to the point、要点を分かりやすシンプルに説明すること。」の重要性を説明。

その後、各グループに別れてアドバイザーからの指導が開始。カリフォルニアの食品企業や、兵庫県の製麺企業などまさに日本・オレゴン・カリフォルニアを結ぶオンラインイベンんとなった。実際にカリフォルニアに拠点を置くバイヤーが淡路島に拠点を置く平野製麺所の商品に興味を示すなどオンラインの場で売買が成立する勢いだった。

兵庫県ワシントンオフィスから参加したJunkoさんは、地元兵庫県の朝倉山椒についてピッチ。他の山椒との違いをアピールし米国での販売実現に向けてアピールした。

コロナ前までは、フードイベントの典型例として、ディストリビューターが主催し取引先ベンダーがサンプルを提供して参加。そこにレストラン・小売りといったバイヤーが招待されるというのが慣例であった。バイヤーがその場で試食・試飲でき、気に行った商品があれば即オーダーでき、3者にメリットがあったからだ。

パンデミック前のフードイベントの様子

 

しかし、パンデミック以降こうしたイベントは一切中止に追い込まれた。こうした状況を上手く活用したのがポートランド振興局のケビン氏だ。いち早くオンラインイベントに切り替え、オンラインのメリットを活用し、エリアを拡大。今回3回目のイベントとなるが過去には、多くの企業間の取引が成立している。

 

飲料・食品ビジネスオンラインB2Bネットワーキングはいよいよ来週開催。

フードバイヤー・ディストリビューター・投資家など、フード業界に貢献したい方、地方創生の重要性を考える経営者には見逃せないイベントだ。

申し込みは、こちら

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