世界の都市別購買力ランキング

ウェブサイトNumbeoのレポートによると、年間給与は米国の多くの都市が最も高くなっている事が分かる。トップにランキンングされているのは、西海岸のハイテクハブの中心でもあるサンフランシスコ。この街は、高い生活費だけでなく、主要産業で最高の才能を持つ労働者が集約される事でも知られている。

 

下記のグラフは、ニューヨーク居住者の購買能力を100とした場合それぞれの都市の平均購買力を表している。例えば、インデックススコアが123を示している場合、居住者はニューヨーク市の居住者よりも平均給与から23%多くの製品を購入する事が出来るわけだ。サンフランシスコは、近隣のサンノゼやテキサスの都市群であるダラス、ヒューストン、オースティンを抑えて、購買力が最も高い世界の都市になっている。アトランタは、シアトル、ソルトレイクシティ、セントルイス、インディアナポリス、コロンバス、オハイオ、ノースカロライナ州のローリーとシャーロットと同様に、120を超えるインデックスポイントに到達している。

 

その他、生活費が高いことで知られている世界の都市には、スイスのチューリッヒ(121.2ポイント)で、オーストラリアのメルボルン(101.5ポイント)などが挙げられる。ドイツの金融センターフランクフルトも103.3ポイントと高くなっている。一方、パリやロンドンなど、ヨーロッパを代表する都市はニューヨーク市よりも購買力が低くなっている。

アジアの都市はランキングで下位に表示されており、東京の76.4ポイントが最高値にランクイン。次にソウル、次にグルガオン、バンガロール、ティルヴァナンタプラム、インド、香港、クアラルンプール、最後に北京と上海で56.4ポイントと55.9ポイントとなっている。

ラテンアメリカの都市はさらに低いランキングに表示され、ブラジルの首都ブラジリアは48.9ポイントの最高値に位置している。サンパウロはわずか32.9インデックスポイントとなっている。アフリカの都市を見ると30.7ポイントでモロッコのカサブランカが最高値にランクイン。ナイジェリアのラゴスは9.8ポイントでランキングの最下位となっている。

0
「世界の都市別購買力ランキング」の記事を読んで役に立ちましたか?