全米盗難車ランキングTop8

 

米国は、世界で最も全四輪車が普及しており、1000人あたり861人が保有している事になる。サンフランシスコやニューヨーク等の一部大都市では電動自転車等が街中に置かれ車を保有しなくても快適に過ごす事ができるが、隣街に行く場合や、子供のいる家族に取っては必須のアイテムである事には間違いない。

筆者は、サンフランシスコ在住で乗用車2台、仕事用のバン1台を保有している。贅沢をしているのではなく、3台ないと生活に支障をきたすので購入したまでだ。

過去数十年にわたり、技術の進歩により自動車盗難は減少しているようだが、主にドライバーの不注意が原因で、自動車盗難が増えてきている。自動車盗難だけでなく、一部高価な車部品や、車内に置き忘れたPC、パスポート、財布等貴重品の盗難も多発している。

原因は、所有者の不注意もあるが、安全な住宅街の路上駐車、屋内駐車場にパーキングしておいても盗難は多発している。犯人はほとんどのケースで見つからない。修理代は保険でのみカバーされるので、フルカバーの保険にしっかりと加入しておく事をお勧めする。

過去の盗難記録同様、2021 年も、ホンダ車が最も標的にされた自動車メーカーとなっている。興味深いことに、最も一般的に盗まれるホンダは、このリストにある他の多くの自動車よりもはるかに古い年式のものが対象になっている。

97 年のアコードはそのモデルの中で最も一般的に盗難に遭っており、シビックと CR-V に関しては、 2000 年のヴィンテージが最もその対象となっている。全体のリストのトップには 2 つのピックアップトラックがあり、シボレーとフォードの 2 台で、昨年は合わせて 96,000 件の盗難が記録されている。ここでは、それぞれ 2004 年モデルと 2006 年モデルが最も多く盗まれています。

窃盗集団は、まさしくプロであり、どの車、どの部品が市場で価値があるかを調べ尽くしている。古い車だからといって安心する事なかれ。安全にはお金が掛かる事を、米国に住む人は再度認識しなくてはいけない。

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