Japan Seattle AI Innovation “Online” Meetup 20.0 ピッチ企業一覧

 

AIスタートアップ投資、3四半期連続で減少」2022年8月のCBインサイツレポートで、衝撃的な記事が配信された。FRBによる金融引き締めにより、市場におけるだぼついた資金が消滅。VCから資金調達を受けているスタートアップはエグジットを加速させ、その為IPOやM&Aは全四半期から116%増えたと言われている。資金調達のみでビジネスを回しているスタートアップにとっては、2023年は転換期になるかもしれない。VCの投資基準も今まで以上に厳格化されている為、自らで利益を生み出せるビジネスモデルに変えて行く必要があるのかもしれない。

米国AIスタートアップ市場も例外ではなく、減少傾向にあるものの、在宅医療・介護など、2022年の市場規模が3600億ドル(約50兆円)以上にまで拡大をしている分野もある。

厳しさを増す経済環境下では、VCの目もより厳しくなるが、常日頃からクライアント・市場に受け入れられるプロダクト・サービスを提供していれば、その価値が見直され更に企業価値は高まる。

「不景気でも良いものは売れる。」これに尽きる。

スタートアップ環境にておいて逆風が吹く中、昨年末にピッチ企業9社の顔ぶれが勢揃いした。今回も女性起業家が2名選出。ソフトウェア開発・情報サービス・フィンテック・SDGs・在宅介護・医療と多様な業種が選ばれている。マイクロソフト出身者が多いのもJapan Seattle AI Innovation “Online” Meetupの特徴だ。

ピッチ企業のプロダクト・サービスも毎回レベルアップしており、今回の9社の中から将来のユニコーン候補が表れるのが楽しみだ。

ここ数年間は、シリコンバレーを離れ、テキサス、シアトル、オレゴンに拠点を移す企業・エンジニアが毎年のように増えている。最新のシアトルのスタートアップ事情を知る上でも大変役立つイベントだ。

 

日時: 2023年 1月25日(水)~1月26日(木 )日本時間

Dates: January 24th Tuesday – 25th Wednesday, 2023 PST

 1日目: 1月 25日 (水 )午前 9時~ 10時 JST

 Day 1: 1/24 Tue 16:00-17:00 PST

 2日目: 1月 26日 (木 ) 午前 9時~ 10時 JST

 Day 2: 1/25 Wed 16:00-17:00 PST

イベント無料視聴の申し込みは、こちら

 

 

1日目: 1月 25日 (水 )午前 9時~ 10時 JST

Day 1: 1/24 Tue 16:00-17:00 PST

<AIによる共感コミュニケーション>

Mpathic

 

Grin Lord Ph.D CEO & Founder

 

 

mpathicは、国際的に認知された心理学者、研究者、エンジニアのチームによって構成されている。その技術は、数十年にわたる研究に裏打ちされたAI会話分析プラットフォームに組み込まれた心理言語処理を利用。ユニークで継続的に進化するコミュニケーションモデルは、何千人もの職場コミュニケーションの専門家によって管理された実世界のデータに基づいて構築されている。

 

日本市場への期待:

保険、医療、コールセンター、企業人事部門、システム・インテグレーター、コンサルティングなど各社との販売・技術提携

 

 

<ホログラフィック会議プラットフォーム>

 

Forma Vision 

 

Abhay Mahajan CBO

 

ホログラフィック会議プラットフォームは、対面式の遠隔会議体験を提供。ビデオ会議よりもはるかに自然で、物理的に移動して会うよりも効果的だ。「世界のどこにいても、仕事でもプライベートでも、誰もがより充実した生活を送れるようにする。」のが当社のビジョンだ。不必要な移動を減らし、ホログラフィック・テレポーテーションを利用すれば、より頻繁に人と一緒にいることが可能となる。

プラットフォームのデモもこちら、から事前リクエストが可能。

 

日本市場への期待:

企業先般、教育関連、システム・インテグレーター、コンサルティングなど各社様との販売・技術提携

 

<ブロックチェーンによるアド・ブロッカー>

Reclaim 

 

 

Kyle Buckingham CEO

 

Reclaimは、ブロックチェーン技術を利用して、広告ブロッカーの必要性をなくすと同時に、コンテンツ制作者やウェブサイトが直面する収入減に対応した、匿名のウェブブラウジング体験を提供。

広告主からインターネットを取り戻すことを目的とした、広告なし、邪魔者なし、トラッカーなしのウェブ体験が可能となる。

 

日本市場への期待:

携帯電話販売事業者、通信キャリア、メディア企業、全てのサイト運営者など各社との販売・技術提携

 

<米国認可済み大手暗号通貨取引所>

Coinme 

 

Sung Choi SVP, Strategy & Business Development

 

デジタル通貨とより良い金融の未来への世界で最も信頼されるゲートウェイとなることを使命として2014年に設立。米国で認可済みの大手暗号通貨7つのキャッシュエクスチェンジを運営している。アカウントを作れば、CoinstarおよびMoneyGramとの提携により、米国48州の数千の物理的な場所でビットコインの現金購入と販売が可能。レガシー金融システムの「暗号化」を支援するエンタープライズグレードのAPIと、デジタル通貨の売買、保管、管理をシンプルかつ信頼できる価格で提供する垂直統合型の消費者向け製品スイートを提供。

 

日本市場への期待:

金融全般、AI開発関連、システム・インテグレーター、コンサルティングなど各社様との販売・技術提携

続いて2日目の企業を紹介しよう。