第20回 AI “オンラインミートアップ” 大盛況

今回は、先日逝去した共同主催者のジム・リード氏の追悼イベントでもあった。SWAN Venture Group創業者、シアトルで最も著名なエンジェル投資家の一人でもあり、当ミートアップの共同主催に尽力してきたジム氏に冒頭、参加者全員で10秒間の黙祷を実施した。

続いて共催者でもあるSWAN VENTURE GROUPのサービス概要を紹介。日米間のクライアントにそれぞれ必要なリソースを細かく提供する事により提携企業との包括的なサポートを実施している。日米両国にスタッフを擁しており、東京・大阪、シリコンバレー・シアトルといったスタートアップ市場が大きいエリアの情報力が豊富なのが強みだ。

 

 

続いての基調講演では、米国ワシントン州商務省のライフサイエンス&グローバルヘルス事業部のアリソン・ビーソン氏がスピーチ。2015年から2019年の5年間で州内ライフサイエンス分野の雇用が23.5%成長していると発表。Covid関連の高い需要やガンの研究分野がワシントン州経済の中でも高い成長率を上げていると説明した。

 

1日目にピッチを行ったホログラフィック会議プラットフォームを手掛けるForma Vision.

ピッチ中に同社のプロダクトを紹介。スクリーン上に映し出されたホログラフィックが本物の様に動く様子は「人の移動」という概念を根底から覆すかもしれない。「世界のどこにいても、仕事でもプライベートでも、誰もがより充実した生活を送れるようにする。」という同社のモットーが今後世の中に受け入れられる可能性は高いだろう。

2日目にピッチを行った、Alitheonは、人間にとっての指紋のように、アイテムや製品にマーキングや修正、追加を必要としない唯一無二の識別子をデジタル化する先進の光学AI技術を紹介。ピッチでデモ動画を紹介し実際に同社のプロダクトがどの様にアイテム認識をするかを紹介した。日本の製造業やeコマース業にとって注目の技術になるだろう。

次回は、AIミートアップを3年振りにオフライン形式で今年6月に東京と大阪で「WA State Cleantech Mission to Japan」として実施すると発表。

日米のスタートアップ環境がこの半年でどの様に変化するかを見守りつつ、次はどんなイノーベーティブなスタートアップが出てくるかとても楽しみだ。

 

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