フォーブス誌の最新ランキング発表によると、「サッカーのスター選手クリスティアーノ・ロナウドが、サウジアラビアのアル・ナスル・チームとの2年半契約でマンチェスター・ユナイテッドを去った後、世界で最も高給取りのアスリートとなった。」と発表した。
38歳の彼は、2022年5月1日から2023年5月1日までのピッチ上での仕事で4,600万ドル、ピッチ外で9,000万ドルを獲得し、過去12か月で総額1億3,600万ドルを稼いだ事になる。
今年は8人のアスリートが1億ドルのクラブに名を連ねた。 トップ 3 を占めるのは、ロナルドに続いて2 人のサッカープレイヤー。昨年 1 億 3,000 万ドルを獲得したアルゼンチンのリオネル メッシ、そして 1 億 2,000 万ドルのフランスのキリアン ムバッペが続く。
statistaの統計によると、選手によって、フィールド内とフィールド外での収益バランスに大きな違いがある事が分かる。 例えば、2人の米国人ゴルファー、ダスティン・ジョンソンとフィル・ミケルソンは、サウジ支援のシリーズLIVゴルフで多額の契約料を受け取ったおかげもあって、フィールドでのパフォーマンスから最高額のサラリーを手に入れ、6位と2位にランクされた。ロナウドは、ビジネスから推薦、ライセンス収入、出演など、ピッチ外での給与総額が断然最高の9,000万ドルを獲得し、続いて米国のバスケットボールスターのレブロン・ジェームズがゲームプレイに加えて7,500万ドルを獲得している。
9位にはスイスのテニスチャンピオン、ロジャー・フェデラーが入っている。フェデラーは昨年9月に引退したにもかかわらず、コート上で10万ドル、コート外で9,500万ドルを稼いだ。 これに総額8910万ドルを稼いだ米国のバスケットボールスター、ケビン・デュラントが続く。
今年のトップ 10には例年に続き女性アスリートが一人もリストに入っていない。 フォーブス誌の「最も稼いだ女性アスリート」の最新版では、日本のテニススター、大坂なおみが5110万ドルの収入で1位となったが、これはロナウドの年収の半分にも満たない。
女性起業家の台頭が目立つ昨今ではあるが、スポーツ界においても賃金格差という「ガラスの壁」が大きく横たわっているのは間違いなさそうだ。